40代必見!糖化予防と改善のための基礎知識 「肌の糖化(とうか)」は放置厳禁!くすみや老化の原因になります
お元気ですか?
40代からの美容と健康のブログ【re-biyou40】の管理人【KYOU(きょう)】です。
今日は「肌の糖化(とうか)」についてです。
老化や酸化という言葉は、もはや常識といえるほどに知られていますが、「糖化(とうか)」という言葉はどうでしょうか。
「初めて聞いた」「聞いたことはあるけれど、詳しくは知らない」という方が多く、「糖化(とうか)」は意外と知られていない単語なのです。
しかし、「糖化(とうか)」は「黄くすみ」「たるみ」といったエイジングサインに大きく関わるもので、肌だけでなく身体にまで影響を及ぼすことがあります。
どうして「糖化(とうか)」が起こるのか?
「糖化(とうか)」を予防するためにできることは?
「糖化(とうか)」を改善するために行うべきことは?
「肌の糖化(とうか)」について、知りたいことにお答えします。
目次
糖化とはどんな現象なのか
「糖化(とうか)」は、老化のもととなるもののひとつ
「糖化(とうか)」とは、老化現象のひとつです。
私たちの肌や体が老いていくうえで大きな存在となるのが、「酸化」という現象と年齢です。
酸化について詳しい方は、「酸化は肌のサビ」だという言葉を聞いたことがあることもあるのではないでしょうか。
同じように糖化も表現されており、「糖化は肌の焦げ」と言われます。
焦げ、と言われるように、糖化によってタンパク質が褐色に変化することが糖化と呼ばれます。
糖化は「糖」と名前に付いているように糖分によって引き起こされます。
日常生活で、甘いものを多く食べていたり、過剰摂取を頻繁に行うことで体内では糖分が余った状態となります。
余った糖分がタンパク質と結合することで、最終糖化生成物と呼ばれる「AGEs」へと変化します。
この「AGEs」は非常に強い毒性を持っているため、肌や健康状態に大きな影響を与えることになるのです。
糖化することで肌はどうなる?
さきほども説明したように、糖化が起きると肌の黄くすみが発生します。
糖化によって生成された物質は私たちの体では上手に分解することができないため、この黄くすみを改善するのはかなり困難です。
さらに、糖化したタンパク質の働きでタンパク質にあるコラーゲンが固まることで肌のたるみも起こりやすくなりますので、見た目にも老けたような印象となってしまいます。
この他にも、肌が新しいものへと生まれ変わる新陳代謝の働きが乱れてしまい、乾燥しやすくなって肌がかさついてしまう、シミができやすくなる、というトラブルも発生しやすい状態となります。
糖化が引き起こす健康面への影響
糖化生成物によって引き起こされるのは、常に体調が悪い、髪や骨の老化現象が進行しやすくなる、という状態です。
さらには、がん、脳血管疾患、心臓病、糖尿病、高血圧といった生活習慣病を中心とした疾患にかかるリスクも高まりますし、メタボリック症候群になりやすくなったり、認知症、骨粗しょう症といったものになる可能性も高まります。
糖化が与える影響が、かなり厄介なものであることが分かりますね。
どうして糖化が起きるのか?
糖化は、「糖質の過剰摂取」によって引き起こされます。
私たちが活動するうえで消費するエネルギー源として、糖質は必要不可欠な栄養素です。
しかし、何事も適量が大切。
糖質を摂取し過ぎることで、糖化が起きやすくなってしまいます。
また、食品の中には糖化生成物を含むものがあります。
それは、肉、魚、チーズ、植物油、ケーキ、パンです。
どれも私たちの生活からは切っても切れないものばかりですが、食べ過ぎなければ問題ありません。
さらに気を付けたいのは、高温調理するものも糖化生成物の含有量を高くすると言われています。
揚げ物、冷凍食品を食べる頻度を減らすと良いでしょう。
糖化チェックをして自分の状態を確かめよう!
糖化はなかなか目に見えないものですが、セルフチェックで糖化が起きているかどうかを確かめることができます。
以下の項目に当てはまる数が多ければ多いほど、糖化が進んでいる状態となります。
・肌の弾力が衰えて、ハリがない。頬やあごのたるみが気になる
・肌がごわつく
・角質が厚くなっている
・肌の透明感がなくなっており、黄色くくすんでいる
・ほうれい線、目尻のシワが目立つようになってきた
・シミが目立つ
・口角が下がってきた
・唇が乾燥しやすいと感じる
・肌理(きめ)が乱れている
糖化対策を始めよう
セルフチェックで、どれだけの項目があてはまりましたか?
たくさん当てはまったとしても、諦めずに糖化の対策を行いましょう。
食事で糖化対策!
糖分の過剰摂取によって起こる糖化には、食事での対策が有効です。
とくに、「抗糖化効果」という働きを期待できる食品を食べるようにするのがおすすめです。
抗糖化効果を持つのは、鶏ササミ、大豆、ブルーベリー、よもぎ、ローズマリーやローマンカモミールといったハーブですが、食物繊維を多く含有しているものや、ビタミンB6にも抗糖化効果があると言われています。
血糖値も糖化に関係している!
高血糖は糖化のリスクを高めると言われていますので、血糖値の上昇をゆるやかにすることも糖化対策として有効です。
ダイエットの際にも行われている「ベジタブル・ファースト」がおすすめですので、ぜひ行ってみてください。
これは、サラダなどの生野菜から食べることで炭水化物などに含まれている糖の吸収を遅らせるために行うもので、糖を吸収するスピードが遅くなり、血糖値が急激に上昇することを避けられます。
食事内容によっては生野菜がないこともあると思いますが、その場合は炭水化物より先に肉や魚を食べるようにしてください。
また、早食いは止めて、よく噛んで食べることも大切です。
また、チョコレートやスナックといったおやつには糖がたっぷりと使ってありますので、間食はなるべく避けるようにすると、糖化対策になりますよ。
ふだんのお茶を抗糖化作用を持つものに変える!
食事と同時に、お茶でも糖化対策を行ってみましょう。
おすすめなのは、高濃度のカテキン茶、ノンカフェインのルイボスティー、カモミールティー、甜茶、ドクダミ茶です。
入手しやすい緑茶、健康茶でも良いですよ。
運動も糖化対策として有効!
食事の後、1時間以内に有酸素運動を行うと摂取した糖を減少させることができると言われています。
30分程度のウォーキングでも良いそうですが、食後すぐに歩くことができない場合は、スクワットを行うものもおすすめです。
普段から体を動かす習慣をつけておくと糖化対策になりますので、歩く機会を増やすのも良いかもしれません。
睡眠を大切に!
新陳代謝が活発になるのは眠っている間ですので、6時間以上の睡眠時間を確保するようにしましょう。
睡眠不足になると新陳代謝の働きが低下して、肌の生まれ変わりもきちんと行われなくなり、老化が進みやすくなります。
黄くすみをカバーする方法
すでに黄くすみが起こっている場合は、コントロールカラーと呼ばれる化粧下地を使ってカバーする方法が効果的です。
黄くすみの場合は、パープルのコントロールカラーを使ってくすみを飛ばし、肌の透明感を高めてからファンデーションを重ねます。
化粧下地を変えるだけで想像以上にカバーできるようになりますので、黄色くくすんで顔色が悪く見える、老けたように見える、と感じている方はぜひ試してみてください。
スキンケアで使いたい成分
糖化した肌をケアしてくれるのは、糖化生成物に対してアプローチする力を持つ植物エキス、ビタミンA、ビタミンE、ブルーベリーエキスです。
これらの成分を使うと、糖化を予防する効果が得られますので、黄くすみ対策をしたい、という方はぜひお試しください。
肌の糖化を防ぐために今日から気を付けよう

しかし、糖を摂取しすぎない、ベジタブル・ファーストなど、実践しやすい糖化対策もたくさんあります。
40代からの肌と体の健康のために、「糖化(とうか)」予防を心掛けましょう。