あなたはシミができる体質?それとも・・・? スキンケアを見直そう!
多くの女性が、若い頃との肌の違いに悩んでいます。
昔はシミのないきれいな肌だったけど、近頃はシミが目立ってしまい何だか憂鬱・・・なんて方も多いと思います。
しかし、ふと周りを見渡すと、年齢を重ねてもきれいな肌をキープしている女性もいます。
もちろん、年齢相応に肌の衰えはあるものの、なぜかシミだけは全くなく透明感のある肌を保っているのです。
そういう人を見ると、「私と同じような年齢なのに、どうしてあの人はシミのない肌なんだろう?」と不思議になってしまいますよね。
同じ人間の肌なのに、この違いはどこからくるのでしょうか。
そこで、自分がシミができやすい体質かどうか、詳しく見てみましょう。
チェックしてみて、もしシミができやすい体質であることが分かったとしても、これまでのスキンケアの方法を変えたりして対処すれば問題ありません。
通り一遍のスキンケアをして効果がないと嘆いている方も、まずは自分の肌の性質を知り、今後のスキンケアの参考にしてみてください。
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どんな人にシミができるのか
シミができやすい傾向のある人は存在します。
どのような条件の人にシミができやすいのかを見ていきましょう。
女性は男性に比べてシミができやすい
女性は男性に比べシミができやすい体質であると言えます。
これは、男性に比べ女性ホルモンの分泌される量が多いためです。
女性ホルモンの中でもプロゲステロンというホルモンは、メラノサイトという個所を刺激する作用があるのですが、これによりシミの原因となるメラニンが発生してしまうのです。
その他、加齢や不摂生によるホルモンバランスの乱れ、妊娠や出産など女性ホルモンのバランスがそれまでと変わりやすい状態もシミを作り出します。
女性ホルモンとシミとは、深い関係があるのです。
色白の人もシミができやすい
肌の色が白い人も、残念ながらシミができやすい体質です。
人の身体には、紫外線のダメージから身体を守るメラニンが存在しますが、色白の人はこのメラニンが生まれつき少ないのです。
もともとメラニンの量が少ないと、紫外線を浴びたときに大量にメラニンを作り出してしまいます。
もしあなたが色白なら、人より紫外線のダメージに弱いと自覚して紫外線対策をより念入りにしなければなりません。
親族にシミのある人が多いとその体質を受け継ぐ
自分の親や祖父母などに、シミが多い体質の人がいた場合、その子供や孫もシミができやすい体質が遺伝していることは多いです。
もし、親族にシミが多い人がいた場合、いま自分にシミがなくてもしっかりとシミ対策をしておかなければなりません。
遺伝でシミができやすい体質を受け継いでいる場合、年齢を重ねると一気にシミが増えやすくなるからです。
自分の体質を調べてみよう!
ここで、自分はシミができやすい体質かどうかをチェックしてみましょう。
シミができやすいかどうかは、蚊に刺された時の肌の状態が参考になります。
あなたの肌は、蚊に刺されたとき、どんなふうになったか思い出せますか?
以下の状態になったかどうかを確認してみてください。
2、刺された箇所が赤く大きく膨れる
3、刺された箇所が赤くなり、ずっと引かない
4、時間がたつと刺された箇所が黒っぽい色になる
いかがだったでしょうか。
実は、これらの項目に当てはまるものがあればあるほど、シミができやすい体質なのです。
蚊とシミと、何の関係があるのだろうと思われそうですが、どちらも同じ「外部からの皮膚への刺激」です。
蚊という刺激に対し、肌が赤く膨れたままだったり、かゆみが残ったままだったり、強い反応を示せば示すほど、紫外線という刺激にも同じだけ弱いということになります。
どうすればシミはできにくくなるのか
「自分はシミができやすい体質みたいだから、何をやっても効果がないかも・・・」とがっかりしている人もいるかもしれませんが、体質だからと言って全く何をしても無駄、というわけではありません。
シミができやすくても、しっかり対処すれば美肌をキープすることは可能です。
以下に対処法をご紹介します。
紫外線から肌を徹底的に守る
シミを作らないために最も重要なのは、紫外線から徹底的に肌を守ることです。
日焼け止めや日傘はもちろんのこと、できるだけ紫外線の強い時間帯に出歩かないようにするなど、できるだけ紫外線を避けて生活してください。
睡眠不足に陥らないようにする
睡眠不足は体調不良だけでなく、お肌のターンオーバーの乱れをも引き起こします。
ターンオーバーが正常に働いているなら、シミの原因となるメラニンも役目が終われば自然と体外に出ていきますが、ターンオーバーが乱れているとその排出がうまくいかず、シミの原因となってしまいます。
できる限りしっかりと睡眠時間を確保するようにしましょう。
健康的な食生活をする
乱れた食生活も美肌の大敵です。
調理の時間がないからと言って、ついついジャンクフードばかり食べていたり外食ばかりしていたら、シミだけでなく様々な肌トラブルを引き起こします。
できるだけ自炊をして、栄養バランスのとれた食事をとるようにしましょう。
そして、特に抗酸化作用の強い食材を積極的に摂るよう心掛けてください。
オリーブオイル、ピーマンやレモンといった食材は抗酸化作用が強く、また飲み物ではコーヒー、ウーロン茶などもおすすめです。
美白作用のある化粧品を使う
毎日のスキンケアに、美白作用のある化粧品を取り入れてみるのも有効です。
ハイドロキノン、ビタミンC誘導体、プラセンタエキスなどはシミに効果的
ですので、これらの成分を目安にして化粧品を選んでみてください。
身体の冷えを解消する
身体が冷えていると、全身の血行も悪くなり、必要な栄養素が身体のあちこちに届かなくなります。
健康に良くないだけでなく、シミやくすみをも作り出す怖い冷えを、日々の工夫でぜひ解消してください。
たまには時間を取って半身浴をする、暖かい食べ物や飲み物を積極的に摂る、軽い運動をする、など、できることから始めてみて、血行をよくしましょう。
肌を刺激から守る
スキンケアを行う際、ついつい顔の皮膚に必要以上に力を込めて触ったりしていませんか?
あるいは、洗顔後に顔を拭くとき、ゴシゴシこするようにしていませんか?
些細なことのように思えますが、たったそれだけのことでも肌にはダメージを与えてしまいます。
肌に触るときはできるだけ優しく、刺激を与えないように心がけましょう。
しっかり予防&シミケアで美肌をキープしよう!
いかがでしたか?
自分の肌にすでにシミができている、またはシミができやすい体質だったからといって、がっかりする必要はありません。
紫外線を避けたり、化粧品や食事を工夫することで、シミを改善したり、これからシミができるのを防ぐことは十分できるのです。
まずはしっかり日ごろのスキンケアを見直して、シミができにくい生活習慣を取り入れ、ずっときれいな肌をキープしてくださいね。